発行/平成19年12月1日号
最旬ニーズを、ぴったりマーク。
RooBOが発行するロボット産業のアンテナプレス


 12月10日(月)〜12月25日(火)まで、「大阪をロボットの街にしよう!」を合言葉に、次世代ロボットの実用化へ向けた実証実験を開催します。

 実施される場所は、大阪を代表する観光スポットである「ユニバーサル・シティウォーク大阪」。同実証実験では、観光客が集まるスポットで多くの人にロボットに触れてもらい、インターフェースとしての機能などを検証していきます。

 期間中は、大阪市次世代ロボット実証実験支援事業対象となっているものをはじめ、6件の実証実験を実施。最先端技術で生まれたコミュニケーションロボットや情報発信ブースなど、“近未来のテクノロジー”を間近で体感することができます。

 今回実証実験を行うロボットやRT技術は、将来的に街や観光スポットで運用されることが想定されており、まさに「大阪をロボットの街にしよう!」という合言葉を実践する実施内容となっています。ぜひ、最新テクノロジーを体感しに、足を運んでみてください。

【実証実験参加企業/実証実験名】
株式会社アドバンスト・メディア/マルチインターフェースを使用したインタラクティブポスターの検証、株式会社システクアカザワ/デスクトップロボット「PLEN」デモンストレーションと操作実験、株式会社新産業文化創出研究所/Touchlight(TM)プロジェクト、知能技術株式会社/てんとう虫掃除ロボット「Lady Bird」の実証実験、フィグラ株式会社/「フィグラ・アイ」の“自律制御+遠隔操作”による清掃サービス実験、株式会社レイトロン/双方向の音声コミュニケーションができる小型インフォメーションロボットのコミュニケーション性能実験

【実施概要】
開催日時/12月10日(月)〜25日(火)
開催場所/ユニバーサル・シティウォーク大阪
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877

Universal CityWalk Osaka Universal Studios. All rights reserved. CR07-3568





 2008年1月24日(木)・25日(金)に、2008年のRT分野の幕開けを飾るイベントを開催します。キーワードは、「RT×UT×ITで可能になる未来生活」。大阪産業創造館の3F〜6Fまで4つのフロアで、それぞれテーマを設定し、展示やセミナーを実施します。

 企業が抱える課題や、商品・サービスの品質向上を目的とした、自動化システムの導入。こうした先進技術を活用したソリューションは、製造分野にとどもらず、サービス分野でも導入されることが期待されています。こうした場合に活用される先進技術としては、RT(ロボット技術)、UT(ユビキタス技術)、IT(情報技術)があげられます。

 そこで、本イベントでは、RT、UT、そしてIT技術を持つ企業、研究所、大学機関などが一堂に会し、自身の持つ技術を紹介するとともに、それらを応用した新しいサービスの形を提案します。各フロアの概要(詳細は次号以降順次掲載)は以下の通り。製造業関係者はもちろん、サービス事業を展開されている方も、ぜひ会場で、ビジネスヒントを探してみてください。

【フロア紹介/各フロアの詳細は次号以降順次】

■3F/ロボットクラスター「RooBO」技術展
RooBO会員企業による自社の持つロボット、RT技術を展示するほか、出展企業によるプレゼンテーションを実施。会場では、RooBOブレインズブレインズがマッチングサポートや技術相談等も行います。
※財団法人国際デザイン交流協会による、「国際デザインコンペティション2007」受賞作品も併設展示。

■4F/テクノロジー・イノベーションセミナー
各界を代表する講師陣を招きし、最新のIT・RTのテクノロジー・イノベーションを中心にセミナーを実施。技術革新がもたらす、未来生活やビジネスの可能性を多いに語ります。

■5F/EPEER公開講座
ロボット開発実践力を身につけるための社会人向け教育プログラムEPEER(Education Program for Engineers and Enterprisers in Robotics: 平成20年度開講予定)の講座の一部を公開します。

■6F/未来型情報家電・ネットトレンド・シーズフォーラム
ネオクラスター推進共同体に参画する企業や大学による、「情報家電」「ネットトレンド」に関する最先端の技術シーズを紹介。

【開催概要】
開催日時/2008年1月24日(木)13:00〜17:30
       1月25日(金)10:00〜17:00
開催場所/大阪産業創造館3〜6F(各フロアとも要予約)
申込/上記各フロアの概要をクリックしてお申し込みください
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877



 12月12日(水)にRooBO定例会・技術マッチング会が開催されます。定例会とは、RooBOの会員相互の情報提供を目的に、2カ月に1度行われる会員交流の場。毎回内容にテーマを設定し、それに沿った会員企業の技術発表会とマッチング会が実施されています。技術発表会は、聞くだけで最新の技術やロボットの動向などがわかるとあって、毎回好評を得ています。

 今回のテーマは、「機械設計・組立・加工技術および素材」。当日は、それらの技術・素材を持つ企業3社(国際バイタルディバイス有限会社株式会社エイトテック有限会社佐原製作所)がプレゼンテーションを行います。各企業様には技術情報だけでなく活用の事例を中心に発表いただきますので、ロボットの製作者だけでなく、ロボットを使う側にもよくわかるプレゼンテーションとなっています。

 ほかにも、NPO法人国際レスキューシステム研究機構による「『サービスロボット安全技術者育成プログラム』についての説明」(予定)などの情報提供も予定されています。2008年最後の定例会となりますので、ぜひ、会場に足をお運びください。

※前回の内容はこちらをご覧ください。

【開催概要】
日時/12月12日(水)18:00受付開始〜 18:30開始
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877



 「ロボラボトークセッション」が、12月13日(木)に開催。今回のタイトルは、「感性インターフェースが生み出す生活空間のユニバーサルデザイン化」。講師に横川隆一氏(同志社大学大学院工学研究科・機械工学専攻教授・工学博士)を迎えて行われます。

 次世代家電創出を目指し、同志社大学を中心に構成された産学官連携「ネオカデン研究(文部科学省が進める知的クラスター研究事業)」。今回は、その研究の一つである「自立支援ロボットプロジェクト」を推進する同志社大学大学院の横川隆一氏(工学研究科教授)を迎え、ヒトとロボットが感性インターフェースを介して協調動作を行い、上肢運動の補助をする技術を、家庭環境における作業補助を行うパートナーロボットに転用させた取り組みを紹介します。

 高齢化問題ならびに今後の介護のあり方が問題となる昨今、それらへのソリューションとしてRT(ロボットテクノロジー)の応用に注目が集まっています。ロボットビジネス関係者はもちろん、福祉・介護事業に携わっている方にとっても、必聴のイベントです。ぜひ、ご参加ください。

【開催概要】
日時/12月13日(木)18:30(受付18:00)〜19:45、交流会19:50〜20:30
場所/ロボットラボラトリー
定員/50名(定員になり次第締切)
料金/1000円(交流会参加希望者は別途1000円)
申込/WEBサイトから申し込み
問/ロボットラボラトリー/06-6347-7877



感情機能付きロボット

 SF作家アイザック・アシモフ氏が「ロボットは人間に危害を加えてはならない。」等のロボット工学三原則を唱えてから既に60年以上経つ。日本ではその間、数多くのロボット関連の漫画が創作され、感情回路を持ったロボットなどが登場してきた。サービスロボットなどの非製造業用ロボットの開発が盛んな今日、それは現実のものになりつつある。
 先日、カリフォルニアにあるパーソナルロボット用人工感情デバイス等を開発するMicronautics Research Corporation (www.micronauticsresearch.com マイクロノーティクス・リサーチ社)のスリン社長と面談する機会があった。そこで開発されているのは、人間の感情、パーソナリティー、相互対人関係等を模倣し、他のアプリケーションソフトウェアとのインターアクティブ動作を可能とするソフトウェアである。プラグイン・ソフトウェア・モジュールとしてロボット、玩具、ゲームメーカの製品に提供できる。これによって、個性を持ったロボットの出現が可能となるわけだ。
 未来の人間サポートロボットの重要な役割のひとつに、人間とのコミュニケーションがある。人間(主人)と同じ時間の流れを共有し、一緒に年を取り、年月の経過による感情変化を演出する事も可能となるであろう。機械的な冷たいロボットよりも、人間味のあるロボットの方が接しやすい反面、どこまでの感情や思考回路、そして学習機能を持たせるべきなのか考えさせられる時期が予想以上に早く訪れるかも知れない。


執筆者PROFILE 大永英明

モーションコントロールと視覚技術を専門に、アジア太平洋地域とアメリカでの製品販売、システム供給、システム統合、製品開発サービスを提供するシリコンバレーの新進企業、Innovation Matrix社の共同創始者、CEO。
www.robomatrix.biz



今号のフムフム
「聖者の行進」
アイザック・アシモフ著

 皆さまこんにちは。色々なイベントを控え、風邪を引いてる場合ではないと思いつつ、しっかり風邪を引いてしまったラボ・アテンダント松出です。国際ロボット展も終わり、出展された皆さまも一段落ついたかと思います。そんな時、フムフムでひと息入れてみてはいかがでしょうか。

 さて今回は、大永氏のコラムにも出てきたアイザック・アシモフの『聖者の行進』より、『バイセンテニアル・マン』をご紹介。

 他の作品と同じように淡々と論理的に話は展開されていくのですが、私は、アシモフの小説で初めて泣きました。1999年に『アンドリューNDR114』という映画にもなっているんですね。

 なぜか芸術の才能を持った、マーチン家に仕えるロボットのアンドリュウが、人間になることを望み続けた200年間のお話。人間になるために外観を変え、内臓を自ら開発した人工臓器に変え、人間としての自由を得るために法廷闘争にも挑んだ彼が最後に選んだ方法が、ロボットには決して訪れない「死」を選ぶことでした。なんともせつないです。

 これからの未来、ロボットと共に生きていく時代が来て、もしかして彼氏がロボット、とか、奥さんがロボット、ということが起こりうるかもしれません。この「バイセンテニアル・マン(二百歳の人)」のように、修理を重ねればずっと死なないロボットと、平均寿命が80年ちょっとの人間の、越えられない壁。たった一人を看取るのも辛いことなのに、それにずっと直面していかなければならない厳しい宿命は、人間のように都合よく物事を忘れることができないであろうロボットにとっては、(もし感情があるならば)耐え難いだろうなぁと、つい、おセンチになってしまいました。

 今開発されているロボットが単なる「道具」として扱われていくのなら、ロボットが自由を求める感情など生まれないと思いますが、自分が好きになったものに対しては、同じように好きになってほしいと思うのが人間のサガ。それがたとえ人間のエゴであっても、ロボットに感情を持って欲しいと思ってしまうのかもしれません。果たして私たちは、どの道を選ぶのでしょう。。。


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